こちらでは、為替に関する用語について解説をします。
為替とは、地理的位置が離れている者の間で現金送付以外の方法で資金移動を行う事を言います。 具体的には、銀行振り込みや小切手、手形などがあります。 現金を直接送るわけではないので、安全性が高いというメリットがあります。
現在、為替と言えば国内為替と外国為替が一般的です。 外国為替は円とUSドルとの取引が最も盛んです。
為替の専門用語
協調介入
外国為替が実体経済に対してかい離した状態にある場合、それを是正するために先進国の通貨当局が為替市場に一斉同時介入することです。
FRB
米国の中央銀行の事です。日本では連邦準備制度理事会とも呼ばれています。
外貨準備
通貨当局が為替の急激な変動などにより、外貨の債権国に対して返済が出来なくなった時に使う準備金の事です。 為替介入をする場合にもこの資金が使われます。
短観
3ヶ月毎に日本銀行が調査をする景気指標の事です。業種別に調査が行われ、その内容は経営者の景況感アンケートと企業の売り上げや利益が計画に対して実績がどうだったかなどに基づきます。
TTBレート
銀行が外貨を買い上げる際に適用される変換レートの事です。各銀行ごとに異なるので、ドルなどの外貨を銀行に持ち込む時は、TTBレートの良い銀行を選ぶと良いでしょう。
TTSレート
銀行が外貨を一般の顧客に売る時に使われる両替レートの事です。トルノスを使った海外旅行などで外貨が必要な場合は、TTSレートの良い銀行で日本円を旅行先外国通貨に変えると良いでしょう。
オーバーシュート
為替相場の変動が予想以上に大きい場合に使われる用語です。想定以上に行き過ぎてしまった状態のこと。
スペキュレーション
外国為替市場には、貿易関係の売買決済資金だけでなく投機目的のマネーが大量に流入しています。 短期的な為替価格の暴落を見越して予め仕込み、短期決済を行います。 この投機マネーのことをスペキュレーションと言います。 スペキュレーションは実体経済とかい離した為替価格を作る原因ともなっています。